昭和43年(1968年)に5坪の店舗からはじまった「よし寿司」。当時は客席数が少なく売上は出前の比重が大きい店でしたが、もっと多くのお客様に店舗で寿司を提供できないかと先代は考えて、思い切った転換を決意しました。出前をやめて大型店舗を出店したのです。そして明確な価格提示や価格を抑えるなどの工夫をして、今の店舗のベースとなる誰もが入りやすい寿司店へと変えました。一人でも、家族連れでも、大人数でも楽しめる寿司店。この魅力を先代からそのまま、私も引き継いでいきます。もちろん、おいしさも追求し続けます。天然素材へのこだわりや私自身が厳選する旬の魚、新鮮なネタの仕入れをはじめ、運営面ではより技術を高めるための職人の育成や衛生管理にも力を注いでいきます。時代とともに飲食店も変化が求められますが、安くてうまい、そして入りやすいという「よし寿司」らしさは、私の代になっても変わらずに継承していく所存です。
よし寿司 代表取締役 近藤政康
魚には旬があります。季節的なものだけでなく、産地にも旬があるのです。だからこそ、知識だけでなく、その日の市場に並んだ魚を実際に見ることで、旬を見逃すことなく、安くてうまい魚を仕入れることができます。脂ののった、うまい魚を、新鮮なうちに。その日に売ることができる量だけを、毎日、豊洲魚河岸から直送しています。
「おいしい寿司を、気軽に皆さまに」。起業当初の理想はいまも変わりません。領収書を必要とされないお客さま、つまり、ご自身の財布からお支払いくださるお客さまは、それだけ、厳しい目をお持ちです。価格、味、サービスとも満足していただけなければ、「次も来よう」と思っていただけません。だからこそ、お客さまお一人おひとりの声を大切にしていきます。
金額以上の、価値を提供すること。会計の際に「思ったより安かったね」と言っていただけることが、何よりの喜びです。それはつまり、お客さまが予想していた金額以上の満足をご提供できた証だからです。